OSのサポート期限について
Windowsが大きく脚光を浴びることになったのが1995年のWindows95、それ以前にもWindows3.1などありましたが、そこからWindowsは98、98SE、Me、XP、Vista、7、8、8.1、10、11と変わっていきました。
サポート期限に関して、大きく取り扱われたのはWindowsXPが終了になるときでしょう。
インターネットが普及し始めて以来、セキュリティの問題が避けることができなくなってきました。
これにより、どうしても根本的に変える必要が出てきてしまったという事です。
穴を開けられた壁にいくら板を打ち直しても、穴はまた開きます。
ならば、穴の開かない壁にするしかありません、しかし壁の素材はいつしか劣化していきます。
穴を開ける方も進化して、新しい建材にも穴を開けてきます。
イタチごっこと言えば、それまでですが使い勝手の進化より、セキュリティのアップデートの方がOSの変化としては大きいのではないでしょうか。
今回のWindows10からWindows11へのアップグレードも、新しい暗号化技術が前提になっています。
今や大企業もセキュリティ問題に直面するようになってきています。
個人だから関係ない、狙われないと言えないのが実際のところでしょう。
さて、これまでのWindowsの大きな転換期に関してみていくと…
WindowsXP:2001年10月→2014年4月(12年6か月)
Windows Vista:2007年1月→2017年4月(10年3か月)
Windows7:2009年10月→2020年1月(10年3か月)
Windows8:2012年8月→2016年1月(3年5か月)
Windows8.1:2013年10月→2023年1月(9年3か月)
Windows10:2015年7月→2025年10月(10年3か月)
Windows11:2021年10月→未定
こう見てみると意外にOSって長持ちだという事がわかります。
ちょっとWindows8が…と思いますが、後継の8.1を含めれば決して短くはありません。
ただし、市場はこの限りではありません。
新しいOSが発売されれば、市場からは淘汰されサポート期限よりも先に消えていく運命です。
サポート期間はおおよそ10年、市場に出回るのは7年ぐらいと言ったところでしょうか。
ここらへんが、いわばPCの寿命だとも言えるでしょう。
2024年現在でもCPUは1年に1世代ずつ進んでいます。
7年も使い続けていれば、性能的に難も出るでしょうし、故障もします。
案外、上手くできてる摂理だな…と感じざるを得ません。
いよいよ、Windows10も残り1年と僅か…
Windows10発売時には最後のナンバリングOSと言われましたが、なかなか最終決定版と言われるものは出てきそうにありません。
この業界にまだまだ伸びしろがある限りは、OSのサポート期限といわば強制的とも思われるようなPC買い替え需要と言うのも変わらないのでしょう。
でも、そんな時には、歴代のWindowsのサポート期間を思い出して、上手く購入時期を考えていきたいものですね。