マウスは長い友達
パソコンとマウスは切っても切れない関係です。 デスクトップなら操作すること自体にマウスはほぼ必須です。 ノートパソコンでもタッチパッドになかなかなじめない方もいるでしょう。 快適なパソコンライフにはマウスは非常に重要だと言えます。
有線と無線
有線のマウスと無線のマウスがありますが、どちらがより使いやすいでしょうか? 答えはハッキリとはしませんが、『時と場合による』が月並みですが正解と言えるかもしれません。 では、それぞれに関して解説していきましょう。
- 有線マウス
有線マウスのメリット
USBで接続してすぐに使用できる手軽さ 基本的にはWin/Macで認識に若干の相違はあるが、差込口が空いていれば機種と問わず使用できるので、無線ドングルやBluetoothの心配をしなくても良い 接触などの問題が無ければ、確実に操作が伝わる マウスからの信号がダイレクトに伝わるので、遅延や信号のロスがないため確実に動きを伝える事ができる。 ゲームや画像編集などの場面で安心して使える。 電池の交換・充電が必要ない 電源はパソコン本体から給電されるので、使用中の電池切れやバッテリー切れを心配する必要がない。
有線マウスのデメリット
PS/2接続の場合は再起動が必要 PS/2接続だと使用中に抜き差しするのはPC本体に悪影響があるので避けてください、途中で繋いでも認識しませんので、いずれにしても再起動する必要があります ケーブルの取り回しに注意が必要 マウス本体からケーブルが延びているので、ケーブルが届く範囲でしか使用できない。 長くすると邪魔になるので長ければよいというものでない。 USBかPS/2ポートに空きが必要 PS/2ポートならキーボードかマウス専用みたいなものだが、USBポートは汎用ポートな為、ポート数に余裕のあるデスクトップならまだしも、余裕のないノートPCで1ポート占有するのは致命的な場合がある。
- 無線マウス
無線のマウスには2.4GHz帯の無線を使うタイプとBluetoothを使用する2種類が存在する。 接続方法などに違いがあるので、購入時には自分のPCのスペックに気を付けたほうが良いでしょう。
無線マウスのメリット(2.4GHz)
USBで接続してすぐに使用できる手軽さ これは有線マウスのメリットと一緒ではあるが、通常2.4GHzタイプの無線の場合、工場出荷時にペアリングができている状態なので、無線ユニットをUSBに接続するだけで使用できる。 ケーブルを気にしなくて良い ケーブルが存在しないので、自由な取り回しが可能になる。 大画面に映して使用する場合は、画面から少し離れたりすることもあるが、ケーブル長に悩んだり、長すぎるケーブルで頭を悩ませたり、デスク裏の煩雑さを気にする必要がなくなる。
無線マウスのデメリット(2.4GHz)
電池の交換や充電を忘れないように 無線で動作している場合、マウスには電源が必須になるため、使い切りの電池や、内蔵バッテリーへの充電は欠かせない。 また、消耗が激しくなると動作が不安定になりやすい。 接続方法によっては干渉を受ける場合も USB3.0の伝送は2.5GHz帯であるため、周波数帯域の似ている2.4GHzタイプの無線はUSB3.0ポートの近くにレシーバーを接続すると動作不安定になる可能性がある。 USBポートに空きが必要 無線の規格なのだが、送信があれば受信が必要で、パソコン側のUSBポートを1つ占有してしまう。 ケーブルから解放されるが、ポートからは解放されず。
Bluetoothマウスのメリット
USBポートを気にしなくてよくなる BluetoothレシーバーをUSBに接続してるならともかく、通常であればPC内蔵であるため、USBの空きを気にしなくても無線でマウスを使用できる。 ケーブルを気にしなくて良い 無線なので当然、ケーブルを気にする必要がなくなる。 外出先で使いやすい Bluetooth内蔵PCはどんどん増えているので、ペアリングの方法が分かれば、他のパソコンでも気軽に使える。 また、レシーバーを忘れることも無いので有線と同じく外出先でも使いやすい。
Bluetoothマウスのデメリット
Bluetoothの接続方法を理解しておく必要がある 分からない状態で購入してしまうと、接続する方法が分からずに時間を取られてしまう可能性がある。 Bluetooth対応マウスは比較的高価なので、実はパソコンにBluetoothが内蔵されていない場合、無駄になってしまう。 電池や充電を忘れないように やはり無線なので使用には電力が必要。 うっかり充電を忘れると、全く役に立たないことも。 複数の機器で使いまわす場合は注意が必要 Bluetoothは最初にペアリング作業が必要なので、機器間で使いまわす場合、マルチペアリングに対応してないと、都度ペアリングが必要になるため、面倒になる。
色々な特徴
- 静穏性
マウスのカチカチ音が気になる方は多いようで、静穏性の高いマウスもあります。 静かになる代わりに、若干押した際のクリック感が少なくなるようで、カチッと押した気にならない人もいるようですので 好きな方を選びましょう。
- ホイールやボタン数
通常、マウスと言えば左右ボタンと中央にホイールと言うのが一般的な組み合わせですが、機種によっては色々なボタンを増設しているものもあります。 普段の仕事やインターネットで使用する場合は、進む・戻るで使用できる5ボタンや、ゲーミング用にマクロボタンを多数使用できるマウスも人気があります。 ホイールも縦方向のスクロール以外にも横方向のスライドにも使用できるタイプもあります。
- 光学ユニット
マウスの挙動を読み取る光学ユニットによっても違いがあります。 通常の光学ユニットやブルーLEDを使用して白い面やガラス面でも使用できるものもあります。 また、解像度を変更できるタイプもあり、マウスの動きに対するカーソルの動きの大きさを変更できるものもあります
- 大きさ
手の大きさによってなじむ大きさもあると思います。 また、よくパソコンを持ち歩く方はマウスも一緒に持ち歩くでしょうから、カバンの中で邪魔にならない小型や薄型を好まれる方もいるでしょう。 マウスには小型のものから大型のものまで多種多様です。 自分の使用する用途に合わせて、機種を選びましょう。
- トラックボール
机の上が狭くて、マウスを思うように動かせない…そんな方にはトラックボール。 マウスを動かすのではなくて、マウスに装着されたボールを動かして、カーソルを操作します。 昔のマウスは光学センサーの代わりに、底面にボールが入っていました。 それを面で操作するのではなく指で操作します。 独特の操作法ですが、慣れると正確で速く操作できるようになります。